【2022/4/10】2022 JNCC ビッグディア広島 内嶋選手レポート

2022年4月10日(日)、JNCC ROUND 2がビッグディア広島で開催され、iRC TIREサポートライダーの内嶋選手が出走。

内嶋選手のレースレポートをご紹介します。


~以下、レースレポート転載~

大会名:JNCC2022 第2戦  ビッグディア広島大会
成績:COMP-AA 5位 総合5位
公式LIVEリザルト
BIKE:KTM250SXF Jon it.モディファイ
タイヤ
F :IRC IX09 90/100-21 Wチューブ(0.58kgf)
R :IRC VE33S Wチューブ(0.55kgf)
リム:DID 軽
ウェアー:ROYAL
ハンドル:ISA テーパーハンドル
セットアップ&メンテナンス:Jon it.

今大会に向けメカニックのJon it.原田さんとレースコースを想定しいくつかの仕様変更を行った。
フロントサスペンション油面の変更による路面タッチのフィーリング向上、リバウンド側のリバルビングにより路面追従性の向上。
フロントタイヤをiRC IX09w 90/100-21と言う太いサイズ(ファット化)に変更し路面接地面積を増やし弾かれ軽減を狙った。
レース前に様々なコンディション、速度域のコースで何度も乗り込み、思惑通りの車体に仕上げることができた。
フロントタイヤのファット化は少々癖のようなものを感じる場面もあったが、僕のライディングスタイルにはメリットが大きく感じた。

ネガティヴ要素としては大会1週間前に右目に腫れと痛みが出て視力が低下。
大会までに腫れ痛みは解消したものの、視力は戻らず違和感がある中での出走となってしまった。

会場では今回もスペシャライズドのe-MTBを使い前日にコース一周し、レース直前にも気になるポイント数箇所を下見しながらe-MTBに乗ることで体を温めてスタートを迎えた。

埃が立ち視界が悪くなるため、スタートは出来るだけ前に出たいところ。
スタートフラッグが振り下ろされエンジン始動がバッチリ決まり4位で1コーナーを抜け上々の滑り出し。
前3台だけでも路面が見えにくいこともあり、スローペースでレースは進んだが、フロント周りの大幅仕様変更の好感触を感じる事ができる。
またリヤタイヤに選んだ33sの程よい柔らかさのブロックゴム質により、カチカチ路面での安定した滑り加減と、沢やガレ場での食い付きも予想通りの安定感がある。
1周目を5位で終え、2周目の沢でエンストした際にパスされ7位。
しかし他ライダーのミスやトラブルなどもあり4周目にはベストラップも刻み4位までジャンプアップ。
5位で迎えた6周目にピットインしゴーグル交換、給油、フロントサスの溜まったエア抜きを行い後半戦がスタートするのだが、前との差が大きく開いてしまいここからさらに周回毎に20秒ほど離される展開に。
気温も高く体力的に厳しいと言う事と、右目の不調による細かなラインの定まりが悪く、いつもならばスタート40分から2時間過ぎくらいまでゾーンに入るように集中力が増し勢い付くはずが、今回はこの勢いが出ずまさに淡々と走る展開となってしまった。
それでも5周目から5位をキープし続ける事ができ、ラスト2周は前を追うことよりも、転倒や怪我などのリスクを減らし少しペースを落として順位キープを考えた走りにスイッチし5位でレースを終える事ができた。

決して悪くない順位であるし、トップから5分遅れのフィニッシュは過去最高値でもある。
しかしながら想定した通りのコースコンディションに狙ったセッティングもバッチリ決まり、レース1週間前までの乗り込みでは感覚的に良い状態だっただけに、これを活かしきれなかったと言うところに悔しさが残るレースとなった。

先ずは視力の回復を最優先に、これから暑くなり体力的にもキツくなる事への対策。
変わらず乗り込みをしっかり行うことで残り7戦に備えたいところ。

無理せず怪我せず
しかしながら上手く速くなるため、もう少し頑張ってみます!