夢のレースHIDAKA ROCKSを、ゲコタが完全制覇!

HIDAKA ROCKS 2018
日時:2018年10月20日、21日
会場:北海道日高町
天気:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:ANIMALHOUSE

今年初開催のHIDAKA ROCKSはJEC日高2DAYSエンデューロを運営するHTDE実行委員会が主催したハードエンデューロレース。世界一難しいと言われるエルズベルグロデオのレース形式を模し、土曜日は予選日とされ、フラットダートを100kmを超えるスピードで激走するハイスピードテストと、タイヤなどのエクストリームセクションを設置したゲレンデを夜間にタイムアタックするスーパーテストが行われた。

翌日曜日の決勝レースは巨大な岩がゴロゴロしているガレ場を走破し、山頂へ達するというコースレイアウト。まさにiRCが誇るハードエンデューロタイヤGEKKOTAシリーズが活きてくるレースだ。このレースでは新型のVE-33s GEKKOTAよりも、よりガレに特化した性能を持つiX-09w GEKKOTAの方が向いていたようだ。

モタード出身のライダーでJECやG-NETなど幅広く活躍するマルチライダーとして知られている和泉拓は予選のアイアンロードを得意のスライドを活かして1位通過すると、夜のスーパーテストを3位でクリアし、予選を1位で通過した。

決勝レースは12名ごとに列に並び、一列ごとに一斉スタートする、やはりエルズベルグロデオを踏襲したもの。和泉と、地元北海道の佐伯竜と序盤からトップ争いを繰り広げ、CP1を通過。続く難所ウォーターパイプでは佐伯が転倒を喫し、その後もラジエーターホースを破損するなどトラブルを抱えつつも、挑み続けた。

結果、和泉が単独でラストのヒルクライムを登頂し、優勝。続いて佐伯がゴールし、iRCタイヤが見事1、2フィニッシュを決めた形になった。

和泉拓
TeamBeta IRC ストレンジ

Beta X-Trainer300
前:iX-09w GEKKOTA(空気圧0.6)
後:iX-09w GEKKOTA(空気圧0.3)
「とにかく軽くしたかったので、フロントにはヘビーチューブ、リアにはノーマルチューブにプラスしてチューブサドルを入れました。たぶん体力勝負のレースになると思いましたので、アンダーガードとかも外してしまってとにかく軽量化しました。これがハマりましたね。

予選ではフロントでiX-07s(1.0)、リアはBR-99(0.8)だったのですが、一回走ってからそれぞれ0.2ずつ空気圧を落としました。空気圧を落とした方がスライドコントロールがしやすいのですが、最高速が伸びなくなるので、悩ましいところだったのですが、バランスを取りながらセッティングしました。ブロックが低くて剛性の高いBR-99が良かったですね。

決勝レースは思ったよりうまく走ることができました。ラインの組み立ては白井や南牧でガレはよく走っていたので、その経験が活きました。石の轍にハマってしまうとターンしたりして疲れてしまうので、石の高いところを繋いで行って疲れにくくて早く走ることができました。沢やヒルクライムでは排気バルブをいじってセッティングを変えて走ってました。

何度か転倒はありましたが、iX-09w GEKKOTAがとてもよく、ノーミスノーヘルプでクリアすることができました」

佐伯竜
SHERCO 125SE

前:iX-09w GEKKOTA(ムース)
後:iX-09w GEKKOTA(ムース)
「今シーズンはハードエンデューロの練習をしていなかったのですが、マシンがすごくパワー感やトルクの出方がすごくスムーズで乗りやすかったです。途中のトンネルのところでタイミングがズレてしまって登れなくて何回かリトライしてタイムロスしてしまいました。そのあとラジエーターホースが抜けかけていて、その修正にも時間をかけてしまいました。

タイヤは読み通り、グリップ感は覿面で。特に後半のロックのところはしっかり噛んでくれて、登りで止まってしまった時でもトラクションをかけるとギュッギュと前に進んでくれる感じがあって。フロントも斜めに石に入ってしまったり倒木があっても逃げてしまうことなくグリップしてくれましたので、とても安心して走ることができました。ムースは中古でちょうど良い柔らかさのものを使用しました。

僕は北海道に住んでいるのですが、本当に素晴らしいコースで、こんな場所があったんだなって広大な大地を満喫することができました」