JNCC第7戦、月山に続き、出口隼飛が逆境を乗り越えて上位入賞

JNCC第7戦シーサイドバレー糸魚川
日時:9月24日
会場:新潟県シーサイドバレースキー場
天候:晴れ
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:ANIMALHOUSE

日本最大級のクロスカントリーシリーズJNCC第7戦、会場となるのは新潟県シーサイトバレースキー場。「天空のクロスカントリー」の異名をとり、ゲレンデの頂上からは遠く日本海を眺めることができると評判のコースだ。前日に降った雨もほとんど乾き、ベストコンディションでレース当日を迎えた。

全体的なハイスピードになり、急に現れる水切りや大小のガレをうまくいなすスキルが求められる。一部今年から新設されたルートが雨の影響でカットされたものの、ほぼ当初のレイアウト通りにレースは始まった。

最高峰のCOMP-AA1クラスに出走した出口隼飛はここでiRCのiX-07sとVE33をチョイス。持ち前のスピードで一周目から集団を抜け出し、トップ争いに食らいついた。

3周目で単独3位に立つと終盤まで順位をキープしたが、後ろから徐々に追い上げてきた鈴木健二とバトルの最中に、フロントタイヤをリム打ちでパンクさせ、転倒を喫してしまう。しかし出口はその後もパンクしたまま残り40分を周回。後ろから迫り来るライバルから逃げ切り4位でチェッカーを受けた。

出口隼飛
ナグモータース & A-Bit with 日野カントリーオフロード & 武蔵重量
KX250F
前:iX-07s 空気圧0.9kgf/㎠
後:VE33 空気圧0.9kgf/㎠

「今回も月山同様にiRCチューブを二重にしてレースに挑んだのですが、自分のミスでフロントタイヤをパンクさせてしまいました。しかし、パンクした状態でもさほどタイムを落とすことなくラスト3周を走りきることができ、改めてiRCタイヤの信頼性を感じることができました。
フロントタイヤはモトクロスコースだとiX-09wの方が食いついてくれるのですが、iX-07sはすごくバランスがよく、どんなセクションでも走れます。今回はハイスピードで、モトクロスライダーが好むコースでしたので、iX-07sとVE33のコンビが良いと思い、チョイスしました。VE33はどこでアクセルを開けても、タイヤが急に滑ることがないので、安心して全開で走ることができました」