JEC第1戦 IAルーキー熊本が健闘5位
JEC 第1戦 広島大会
日時:5月8日
会場:広島県テージャスランチ
天候:晴
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:稲垣正倫
全日本エンデューロ選手権2016がいよいよ開幕。例年通り、第1戦は広島県テージャスランチでおこなわれた。朝は霧が出ていたものの、レースが始まる頃には天候は回復し、コースコンディションは完全にドライに。
iRCはJECにおけるシェア率が高く、注目IAルーキーの熊本悠太と前橋孝洋もiRCをチョイスしている。昨年もIBながらIAに食い込むタイムを出していた前橋だったが、タイム計測がはじまる2周目で早くも頭角を現し、3番手タイムをマーク。しかし、その後が伸び悩み、最終的には7位の結果。広島が地元の熊本は、スタートのエンジントラブルで10秒を加算され、4番手だったところ5位へ降格。見事に、IA初戦を好成績で飾ることができた。
8位には小菅泰輝、9位に荒川一佳、和泉拓は10位。11位小菅浩司、13位柳原博一、15位大川原潤という結果。
熊本悠太
TEAM BETA バイカーズベア CFC
RR2T300
前:ix-07s
後:BR99
「今年から広島大会でもリヤがFIMタイヤになりましたので、難易度の高いテージャスランチで走れるのか正直心配でした。しかし、1周目を走って心配はなくなりました!
テスト区間で沢山あったタイトなターンは高めのギヤで合わせ、じわっと開けて加速する感じでスリップする事無く疲労も抑えて走れたと思います。おかげで終盤までタイムはほとんど変わらず安定していました。リエゾンは湿地が多く滑る場所もありましたが、思ってた以上にグリップしてくれたので、元々得意分野ですし、休憩しながら楽しんで走れました!
結果はIAクラス5位。マシンとタイヤの感じを掴む事が出来たし、次に繋がる自信にもなりました。まだまだ縮められる所があるので、しっかりと練習調整していきたいと思います」
荒川一佳
FFMC-岡山
YAMAHA YZ250
前:BR99 (空気圧1.0 )
後:BR99 (空気圧0.9)
「今年の広島大会は、リヤFIM 指定のルールでリヤBR99 にフロントもBR99 で走りました。テストに合わせて空気圧0.9にして望みました。
去年の広島大会でフロントBR99 を使ってとても印象が良かったので継続して使っています。テージャスランチの土質やキャンバー走行時などのグリップも良い感じでお気に入りのタイヤです。全日本のIA へ昇格して初レースやはりIA のレベルは思っていた以上でした。これからやっていくべき課題も見えたし、今回は9位でしたが次の大阪大会では上を目指して頑張りたいと思います」