G-NET HARD ENDURO

G-NET HARD ENDUROとはその名の通りとにかく走破する事が難しいエンデューロレースのシリーズ戦。
今年は5戦開催され、第1戦広島(テージャスランチ)、第2戦福島(チーズナッツパーク)は既に終了。
第3戦は10月に島根県、第4戦徳島、5戦長野は11月に開催。
普通の人ならバイクで走る事は無い、走ってはいけないと思うような所、またバイクで登れるはずがないと思うような斜面を登ってしまうという日本各地の強豪が集まるレースで観戦ポイントまでの移動が大変な時もあるが、とにかく見応えがありバイクに少しでも興味のある方には是非見て欲しいレースの一つ。
今年はレース後にトップライダーによるエキシビジョンも開催されており観客を盛り上げる試みも行われている。

ライダーの技量が求められるのは勿論、マシンの軽量化、プロテクション、タイヤの選択など、あらゆる要素が重要で、パドックで独自の工夫が施されたトップライダー達のマシンを見るのも面白く、興味深い。

第1戦、第2戦は、iRCのサポートライダーで昨年もチャンピオンに輝いたロッシこと高橋博が2戦共に他を寄せ付けない走りで独走。第1戦では地の利を活かして熊本悠太が有利かと思われたが、一旦抜かれたあとは追いつく事が出来なかったという。

第2戦では1周目は30分で戻ってくると宣言した高橋博。そして30分経過する頃、彼の乗るYZ250FXの排気音が聞こえコース開拓に携わったスタッフの「嘘だろ、あり得ない。。。」という言葉が印象的だった。
結局周回数5周と2位の和泉拓を2周ラップするという、まさしくあり得ない走りで優勝を飾った。

今年初のレース参戦となるJEC IAの和泉拓も各セクションでサスペンションやエンジンのセッティングを変え、多少のミスはあったものの各セクションを順調にクリア。ハードエンデューロ界の強豪を見事に抑え2位となった。

今年からサポートを開始した永原達也はマジシャンという異名を持ち、第1戦は6位、第2戦は4位、現時点のランキングは2位となっている。ランキング3位には同じく今年からサポートを開始した中野誠也。第2戦ではチーズナッツパークの猿山という壁の様な斜面の登頂に失敗、マシンを大破してしまうも2周の周回があったため5位入賞となった。

リザルト:
第1戦
1. 高橋博
2. 熊本悠太
3. 河津浩二
4. 金子岳
5. 中野誠也
第2戦
1. 高橋博
2. 和泉拓
3. 後藤英樹
4. 永原達也
5. 中野誠也

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次戦は10月10日(土) 島根県の琴引フォレストパークで開催予定。