JNCC第2戦広島大会 VE33、驚異的グリップが炸裂! 熊本悠太総合6位、水上泰佑がホールショット

日時:4月12日
会場:広島県テージャスランチ
天候:晴れ
コンディション:ウェット
西日本の代表的なクロスカントリーフィールド、テージャスランチで開催されたJNCC第2戦。iRCサポートライダーでは、今回AA1クラスに熊本悠太、水上泰佑の2名がルーキーとして参戦、AA2にはベテランの柳原博一が出走。

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水上はなんとホールショットを獲得。「あまり乗れていないし、体力が3時間ももたないことはわかっていたので、スタートは出たかったんですよ」と水上。その言葉通り、AA1初参戦ながら並み居る強豪を尻目にスタートを飛び出した。  オープニングラップ中に、水上を鈴木健二がパス。しかし鈴木はミスを連発してしまい、変わって渡辺学がトップへ。幾度か鈴木が渡辺に絡む機会があったものの、終始ペースを崩さず、余裕の渡辺の優勝となった。  水上は、1時間時点で全身が痙攣するほど体力を使い果たしてしまい、その後は休息。  広島を地元とする熊本は、地の利を十分に発揮して開幕戦で結果が出せなかった分、総合6位とみごとな成績をおさめることに。昨年はAクラスながらも総合で4位でのフィニッシュをしているため、それを越えることはかなわなかったが、まずまずとの自己評価を下している。  柳原は、終始ペースを守りきって走行。総合で15位、クラスでは5位の成績。
熊本悠太
バイカーズベア with CFC
YAMAHA YZ250FX
前:ix-07s(空気圧1.2) 後:VE33(空気圧0.8)
開幕戦はマシンをメンテできていなくて、クラッチが切れず、満足に走れず終わってしまった。今回は、しっかり準備もできていたので、まぁまぁの成績です。昨年総合4位でしたから、最高ではないんですが。僕は雨が得意ですし、この広島で雨であれば、AA1で表彰台にのぼれていた自信がありますよ。  レースは、澤木千敏さんらペースの速い人と走れたことで、うまく自分の走りをにつなげていけました。  タイヤに関してですが、レース1週間前にここテージャスランチで、ix-07sとVE33をテストしていますし、本番でもすごくよかったですね。今日のコンディションであれば、ゲコタの必要は無いと感じました。特にVE33は山が高くて全体的に摩耗していくので後半までタレないですし、牧草地や粘土質でのグリップ感は素晴らしい。そもそもずっとVE33で戦ってきていますし、爺ヶ岳以外はVE33しか考えられませんね。お気に入りのタイヤです。

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柳原博一
ダートバイクZIM
KTM 250SX-F
前:ix-07s(空気圧0.9) 後:VE33(空気圧0.7)
結果はまずまずですかね、最近はAクラスもレベルが高い。失敗しないように走っていましたが、一度ガレ場でチェーンが外れかけて危ういシーンもありました。  ちょっとエンストが多くてキックに疲れた場面がありましたが、乗り方を変えてあまりクラッチを使わないように走ったことで解決しました。  ix-07sとVE33の組み合わせは私にとって基本的な組み合わせです。低圧で走る時は、特に推進力が高いので手放せません。雨であれば、後ろは0.3まで空気圧を下げるようにしています。これは、あまりスピードも出ないし、丁寧に走ればパンクしないということが前提になっています。もし晴れたらix-09sを使うことになるでしょうね。  今回も、0.7気圧で十分難所でも前に進めることができましたし、問題はありません。

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水上泰佑
TEAM ダートバイクZIM RACING
KTM 250EXC
前:ix-07s(空気圧0.6) 後:VE33(空気圧0.6)
月に1回乗れればいい方で、仕事が忙しく、フル参戦にはなかなか届かないですね。広島はスポット参戦で、体力が持たないのはわかっていましたし、スタートを出るためにも空気圧は0.6としました。スタート直前まで悩んで、さらに落とした形ですが、前後共にグリップ感がよかったですね。1時間程度で全身が痙攣してしまって、その後は休んでいました。なるべくしてなった結果でしょう。  今後も、休みがもしとれるなら参戦していきたいですし、次回爺ヶ岳もできれな出たいと思っています。  この大会がAAでの初レースになったのですが、今までは鈴木健二さんや、渡辺学さんにラップされることはあっても、序盤に抜かれることはなかったんですが、今回は序盤のバトルのなかでパスされたことで、どれだけAAがハイレベルなのかがよくわかりました。

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