JEC R3/R4 定義
5月3日~4日にかけて宮城県仙台市郊外にある大倉牧場跡にて、MFJ全日本エンデューロ選手権第3戦、第4戦が開催されました。
昨年の豪雨とは対照的に3日は強風、低温であったものの両日ともに晴れ、非常に良いコンディションでのレースとなりました。
IAクラスでは今年からiRCで参戦してくれている池田智泰選手が2日間共に4位、そして昨年からIAで走る和泉拓選手はDAY1:11位、DAY2:8位という結果になりました。
IBクラスでは開幕戦から表彰台を連続して獲得している前橋孝洋選手が調子が悪いながらもDAY1:3位、DAY2:2位と見事表彰台を獲得。しかし本人の目指すところは一番高い所で、決して2位や3位では満足していない様子でした。
[選手コメント]
池田智泰選手
使用タイヤ
FRONT:iX-09W
REAR: BR-99
前後ムース使用
1日目の3周目のテストで転倒し、そのタイムロスでそれまで4位だったのが一気に11位まで転落してしまいました。
テストのタイム差が思っていたほどよりも少なくワンミスで順位がコロコロ変わる感じの非常に接近戦のレースでしたので、その後転倒のタイムロスを減らすためにはとにかく自分がミスなく、今以上に攻めることが求められ精神的にも肉体的にも結構ハードでしたが、転倒後はかなり本来の自分の走りに近いものが出せ、なおかくミスもほとんどしないいい走りが出来ました。
そのおかげでなんとか11位から4位までタイム差の出にくいレースで順位を上げて1日目を終了することができました。
2日目はどれも悪くない走りだったのですが、どのテストもちょっとづつミスをしてしまい、完璧な走りを1回もすることなく終わりましたが、結果的には4位で終わることが出来ました。
2日間総合でも4位という成績ですが、次の夕張までにはもう少し走りこみをして本来の攻めの走りを取り戻したいと思います。
次のレース参戦は翌週5月12日の福島県猪苗代近くのチーズナッツパークにて開催されるマウントモンキースクランブルになります。
連戦でのレース参戦になりますが、マシンも人間も好調なのでがんばります。
和泉拓選手
使用タイヤ
FRONT:BR-99
REAR: BR-99
前後ムース使用
結果的はあまり良くありませんでした。
コンディションも良く、タイヤも良くグリップしてくれました。
テスト、ルート共に草地や土が多かったので、タイヤの減りも少なく二日間通して使えました。
第一戦の不調の原因だったポジションはハンドル変更で解消し、減量による体力低下もトレーニングにより回復し二日間共に体力に問題はありませんでした。
問題は、レース前半月程業務が多忙になり、また、定休日の日曜日も直前まで定義のコース開拓に費やすなど、乗り込む時間が全く取れませんでした。
車両も、直前に届いたパーツを十分なテストをする事無く装着した為、ネガティブ方向の特性になってしまい、DAY1は全く攻める事が出来ずに終わってしまいました。
DAY2の朝にノーマルパーツに交換した所タイムも幾分回復しましたが、やはりリズムに乗る事が出来ず一日を終えました。
次戦の夕張までには乗り込む時間を増やして、より上の成績を目指しますので、引き続きご支援をお願い致します。
前橋孝洋選手
使用タイヤ
FRONT:BR-99
REAR: BR-99
前後ムース使用
DAY1:7周
今回の定義は黒土の滑りやすい路面で、スリップに苦労しながら下見の1周目を終えました。
CT2では、転倒に注意し無難に走り切りトップタイムを出せました。しかし、ET2はミスを連発し5番手。
以降、SS3・4は攻め切れず、CT5では下り後のコーナーで、フロントを取られて転倒。
このミスで、大きく差を付けられてしましました。
その後のテストでは、気持ちを入れ替えて臨んだつもりでしたが、タイムを縮められずに終わりました。
最後のワークタイムにてリアタイヤの交換をJEC大会で初めて行い、時間内に終了する事が出来ました。
DAY2 6周
今日は絶対に勝つと意気込み、SS1・2ではトップタイム。しかし、SS3・4と昨日の疲れからか3、4番手タイム。
その後の、SS5・6共に大きなミス無く走り切りましたが、最後のET6で転倒。昨日と同じくフロントを取られてしまい、このミスで逆転されてしまいました。
BR-99は初めて使用しましたが、終始しっかりとグリップし快適に走れました。
DAY1後にタイヤ交換をしましたが、ほとんど削れてなくもう一日走れそうでした。
次回はJNCC鈴蘭大会(5月19日)です。頑張ってきます!
2日間を通して絶不調で悪い走りでしたが、皆様の応援のお陰で頑張る事が出来ました。
次回の夕張大会は、絶対に勝ちます。
ありがとうございました。
※レース全体のリザルト等はJEC PROMOTIONS様のサイトにてご覧ください。