JNCC第6戦、iRCタイヤが出口隼飛の最高峰クラス3位入賞を支えた
JNCC第6戦スプラッシュ月山
日時:9月3日
会場:山形県北月山トレッキングフィールド
天候:曇り
コンディション:ドライ
PHOTO&TEXT:アニマルハウス
国内最大級のクロスカントリーレース、JNCCの第6戦が山形県の清流、立谷沢川で開催された。このフィールドはJNCCに多いゲレンデコースではなく、河川敷ということでセクションはガレと川渡りがメイン。勝利のためにはハイスピードなグラベルロードと、大きな岩がゴロゴロ転がるガレ場のどちらにも対応することが要求される。
そんな中、最高峰クラスCOMP-AA1に出場する出口隼飛はリアタイヤにiRCのVE33をチョイス。AAクラスのハイスピードにも耐えられるサイドの強さと耐久性を考慮した結果だ。
パンクのリスクを嫌う出口は空気圧を1.2kgf/㎠に、チューブも信頼性の高いiRC製を二重で使用し、ビードストッパーも前後ともに2つ装着した。
出口は一周目からトップ集団を走り2周目を2位で通過。3周目に水の影響か、エンジンが止まるアクシデントがあったが、1分ほどのタイムロスでレースに復帰した。トップ集団からは少し遅れてしまうものの、入賞をうかがえる位置を走行。レース終盤で順位をあげ、3位でチェッカーを受けた。
AAライダーの中でも特に激しいライディングをする出口のスピードでも、3時間あるレースの最後まで持ちこたえたマシンとiRCタイヤが入賞を支えた。
出口隼飛
ナグモータース & ABITwith日野カントリーオフロードランド & 武蔵重量
KX250F
前:iX-07s 空気圧1.2
後:VE33 空気圧1.2
「月山は得意なコースで、上位を狙えると思いました。ギリギリまでGoogleや航空地図などを使ってコース情報を収集し、マシンをセッティングしてきました。ガレ場と林道区間の他に濡れたアスファルト区間があったので、フロントはバランスの良いiX-07s、リアは万能なVE33を選択しました。
案の定、VE33はハイスピード区間でも性能を発揮してくれ、直線区間でライバルをパスし、トップ集団を走ることができました。アクシデントで優勝争いからは脱落してしまいましたが、レース後半にコースコンディションが悪化してからもVE33のバランスの良さと耐久性の高さに助けられました。みなさんの応援もあり、最後までモチベーションを高く維持することができ、3位でゴールすることができました」