柳原選手 レースレポート
レース:全日本エンデューロ選手権
場所:宮城県スポーツランドSUGO
路面:ヘビーマディ
クラス:全日本ナショナル
車両:KTM250XC-W
使用タイヤ:F:BR-99 R:BR-99
[選手コメント]
今年の開幕戦となったJEC、例年にない大雪の影響で
コースのいたるところに雪が残っており、
悪コンディションの中でのレースとなりました。
1日目のスタート時点から雨が降りだして周回を重ねるごとに
コンディションは悪化する一方でエンデューロテストは
ペースを上げれずタイムが伸びませんでした。
クロステストの方はラインを外すと硬い雪があり、スタックしたり
不用意に入ると前転してしまうほどでした。
こちらは2~5番手のタイムを出すことが出来たのですが
ワーキングタイムでの1分のペナルティが響き1日目4位でした。
二日目は朝のワーキングタイムにチューブをムースに交換してスタート、
前日のコンディションが更に悪化してモトクロスコースは
まっすぐ走らせることが難しいくらいにツルツルでした。
2日目終了時点の暫定リザルトはテスト内での転倒が響き6位、
残るはファイナルクロスに賭けます。
ファイナルクロスはモトクロスコースのコンディション悪化に伴い
コース短縮で行われましたが、2組目のトップを取ることが出来たおかげで
暫定6位から2位にジャンプアップして4位/2位の総合3位で
レースを終えることが出来ました。
今回のレースでは前後のタイヤはBR99を装着して望みましたが
滑りやすい路面でも唐突に滑ったりせずグリップの変化がおきにくく
安心して攻め込めました。それに加えてタイヤのコンパウンドが
柔らかめなので、エンデューロテスト内のワダチの中の岩や石が
出てきた状態でもスリップすることなくマシンは前に前に進んでくれました。
実は1日目のタイヤを間違って2日目のレースに使ったのですが、
マディのSUGOでも特に問題なく走りきれました。